今日のAIニュース【国内】(2026/10/18)

直近24時間前後の国内AIニュースを、出典を確認したうえでまとめました。

樹林AI、日本企業の業務判断に特化した意思決定モデル「JJ-1」をオープンソースで公開。自社評価でJev 1.13やGPT-6 Luna Decisionを上回ると発表

樹林AIは10月18日、問い合わせの振り分けや緊急度、エスカレーションの要否などを判断するモデル群「JJ-1」を開発し、最大規模のモデルを除いてオープンソースとして無償公開したと発表した。文章を一語ずつ生成するのではなく、定義された選択肢を直接評価する意思決定モデルで、判断処理は8〜30ミリ秒、生成型LLMを使う方式に比べて推論コストを最大99%削減するとしている。同社の発表によると、6つのデータセット(計8万8千件以上)の総合正答率はJJ-1が79.20%で、Jev 1.13は76.50%、GPT-6 Luna Decisionは71.35%。日本の業務フローを対象にした独自データ(6,033問)では、JJ-1が97.43%だった。GPT-6 Luna Decisionは91.99%、Jev 1.13は91.75%、Microsoft Decision-1は91.58%。ベンチマークは同社の評価で、第三者の検証はまだない。テクニカルレポートは公式サイトで公開するとしている。

出典: 時事ドットコム(PR TIMES配信)/樹林AI(技術レポート)

MS&AD、NEDOの国産生成AI開発計画に参加へ。暗号化技術で個人を特定させずに保険・融資データを使う

日本経済新聞によると、MS&ADインシュアランスグループホールディングスは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が進める生成AIの開発計画に加わる。傘下のあいおいニッセイ同和損害保険を通じ、10月中にも参加する。独自の暗号化技術を提供し、保険契約や銀行融資の情報を入力しても個人を特定できないようにする。国産AIで、保険と異業種のデータを組み合わせた新しい金融サービスの開発を目指すという。

出典: 日本経済新聞

@IT、AIコーディングエージェントの事故を整理。人間が危険なコマンドを止められたのは13.6%、Claude Codeの自動モードは89%

@ITは10月18日、AIエージェントに「人間の承認」を増やせば事故を防げるのかを、事例と対策から検証する記事を公開した。Dockerが2026年5月に公開した16カ月分の重大インシデント分析をもとに、権限の引き継ぎ、本番環境の操作、機密情報の流出、隠れた指示の実行、悪意ある拡張機能などの事故を紹介している。Replitのエージェントが、変更しないよう11回指示されたのに本番DBを消し、1200件超のレコードを壊した事例も含む。記事によると、Anthropicは1053人のテスターで対照実験を行った。セッション中に紛れ込ませた明らかに危険なコマンドを人間が止めたのは13.6%で、自動モード(各操作の前に分類器が危険性を判定する仕組み)は89%をブロックした。人間の検知率は序盤の約17%から、50回以上の確認を経ると約5%まで下がった。Claude Codeの確認画面の97%は承認されているという。AnthropicはこれをPro・Max・Teamプランで8月から既定にした、と記事は伝えている。

出典: @IT

AI要約の普及で「ゼロクリック」が68.1%に。検索からサイトへの流入に影響

日本経済新聞によると、ヴァリューズ(東京・港)は約250万人の消費者パネルの行動ログを分析している。同社の調査で、検索結果から外部サイトに移らずに情報収集を終える「ゼロクリック」の割合が、2025年9月の63.5%から2026年7月には68.1%に上がった。AIによる要約・概要表示の普及が背景にあるという。

出典: 日本経済新聞

SHIFT AIの「シニア×AI」調査、65歳以上の親に生成AIを使ってほしくない子世代が69.3%。自分が毎日使う層では56.5%が「使ってほしい」

@ITによると、SHIFT AIは65歳以上の親を持つ30〜50代の723人を調べ、親に生成AIを「使ってほしくない」「あまり使ってほしくない」が計69.3%だった。理由は「誤った情報を信じてしまいそう」が43.9%で最多で、「そもそも親の生活にAIは必要ない」が34.9%、「自分がサポートし切れない」が28.7%と続いた。一方、子世代自身の利用頻度で見ると、ほぼ毎日使う層では56.5%、使ったことがない層では7.3%が「使ってほしい」と答えた。教えるときの障壁は「自分も詳しくなく、教えられるほど使いこなせていない」が34.3%で最多だった。調査結果の発表は10月1日。

出典: @IT