直近24時間前後の海外AIニュースを、出典を確認したうえでまとめました。
Mistral AI、1兆パラメータの「Mistral Large 4」をプレビュー公開
フランスのMistral AIは2026年10月6日(現地時間)、大型マルチモーダルモデル「Mistral Large 4」(愛称「Le Chonk」)を公開した。The Decoderによると、パラメータ数は1兆(うちアクティブは490億)で、自社の欧州データセンターで学習した。APIはMistral Studioで先行提供し、重みは10月末に公開する見込み。TechCrunchによると、重みは安全性テストを終えてから公開する予定で、それまでは信頼できるパートナーや政府と協力するとMistralのPierre Stock氏が説明している。The Decoderは、Artificial Analysisの総合指標で38点となり、首位のClaude Opus 5.5(Max)の58点とはまだ差があると伝えている。
Google、Geminiアプリの無料プランを10月9日からFlash-Liteのみに
Googleの公式ヘルプによると、個人アカウントでGeminiアプリを使う場合の利用可能モデルが10月から変わり、AIサブスクリプションのないユーザーには10月9日から適用される。The Vergeによると、無料プランで選べるのはFlash Liteだけになり、標準のFlashには月4.99ドルのAI Plusが必要になる。AI PlusからもGemini Proが外れ、ProとDeep Thinkは月19.99ドルのAI Proと月99.99ドルのAI Ultraに限られる。AI Plusの利用者には、適用時期を知らせるメールが届くとしている。
出典: Google Gemini アプリ ヘルプ(公式)、The Verge
Google、画像生成モデル「Nano Banana 2.1」を公開。価格は約半分に
The Decoderによると、Googleは画像の生成・編集モデル「Nano Banana 2.1」を公開した。2026年2月のNano Banana 2の後継で、Gemini 3.6 Flashを使う。価格はNano Banana 2の約半分で、1K画像は6.70セントから3.36セントに、4K画像は15.10セントから7.56セントに下がる。参照画像は最大14枚まで扱える。GeminiアプリやGoogle AI Studioなどで順次提供している。旧モデル「gemini-3.1-flash-image」は2026年10月29日に提供を終える。
出典: The Decoder
OpenAI、社内モデルによる数学の新しい結果をGitHubで公開
OpenAIは2026年10月6日、社内のフロンティアモデルが出した数学の新しい結果を幅広く公開すると公式ブログで発表した。結果はGitHubのリポジトリに載せ、多くの証明はLeanで形式化したものも公開する。公開方法は、高等研究所(IAS)の独立した諮問グループに相談して決めたとしている。1件あたりの計算量は、平均でChatGPT Proの思考約3時間分という。WIREDは、このモデルが100件超の長年の未解決問題を解いたとするOpenAI広報のコメントを伝えた。あわせて、論文として出すよう求めた数学者の意見が無視されたとする、ノースウェスタン大学のBryna Kra氏の批判も報じている。
出典: OpenAI公式ブログ、WIRED
OpenAIとAtlassian、提携を拡大。RovoのエージェントをOpenAIのモデルで動かす
OpenAIは2026年10月6日、Atlassianとの提携拡大を公式ブログで発表した。新しい契約で、OpenAIのフロンティアモデルがAtlassianのプラットフォームと「Rovo」のエージェントを動かす。AtlassianはGPT-6 AstraやGPT-5.6シリーズなどの最新モデルを使えるようになる。公式によると、Atlassianでは3,000人超の開発者がCodexを使っている。OpenAIも社内の重要な業務の管理にJiraを使い続けるとしている。
出典: OpenAI公式ブログ
Anthropic、スタートアップにClaude Teamを1年無料で提供
TechCrunchによると、Anthropicは2026年10月6日(現地時間)、スタートアップ支援プログラム「Claude for Startups」の拡充を発表した。対象企業には、最大5席のプレミアム席付きでClaude Teamを1年間無料で提供し、API用に1,000ドル分のクレジットも付ける。Claude Marketplaceの利用や、Applied AIチームとのオンライン相談も含む。対象は設立5年以内、または過去2年以内に資金調達した企業。
出典: TechCrunch
Lambda、上場前に最大40億ドルを調達へと報道
TechCrunchがThe Wall Street Journalの報道として伝えたところでは、GPUクラウドのLambdaが最大40億ドルを調達する。調達前の評価額は145億ドル。2027年に予定する上場の前の、最後の非公開ラウンドになる可能性がある。主導するのはCoatue ManagementとBlackstone。投資家向けの書簡では、受注残高が6月の150億ドルから9月に500億ドルへ増えた。増加分の多くは、8月下旬に契約したAnthropicによる350億ドルの発注によるものとみられるという。
出典: TechCrunch
DeepSeek、少なくとも120億ドルの資金調達へ。CATLとTencentが出資と報道
The DecoderがBloombergの報道として伝えたところでは、中国のDeepSeekは新たな資金調達で少なくとも120億ドルを集める見通し。総額は150億ドル近くになる可能性がある。当初は評価額約750億ドルで約75億ドルの調達を目指していた。最大の出資者は電池大手のCATLとTencentだという。調達後は、2027年初めの上場に向けて組織を再編する計画としている。
出典: The Decoder
韓国政府、自国製フロンティアモデルの開発に4.7兆ウォンを投じる計画
The Decoderによると、韓国政府は自国製のフロンティアモデル開発に向け、政府による株式投資として4.7兆ウォン(約34.9億ドル)を投じる計画を示した。2027年度の予算案に含まれ、国会の承認が必要になる。LG AI ResearchやSK Telecomなどが参加する現在の競争の最終候補2社にも、自動では追加資金を出さない。代わりに、スタートアップも参加できる公開競争を新たに始める。当局者は、米大手とは競えないが中国の主要なオープンモデルには並べるとの認識を示したという。
出典: The Decoder