今日のAIニュース【海外】(2026/10/2)

直近24時間前後の海外AIニュースを、出典を確認したうえでまとめました。

Anthropic、Zhipu AIの「GLM-5.3」のサイバー能力とセーフガードを分析

Anthropicは2026年9月29日(現地時間)、中国・智譜AI(Zhipu AI、海外ではZ.ai)の「GLM-5.3」について、自律的なエンドツーエンドのサイバー攻撃用エクスプロイト構築能力を持つとの分析を公式に発表した。公式によると、ExploitBenchでは410試行中50回でエンドツーエンドのエクスプロイトを構築し、同社のClaude Mythos Preview(56回)と同程度だったという。一方、GLM-5.3はオープンウェイトで提供され、セーフガードが実質的に弱いとしており、シミュレートした試験では単純な手法で回避率が64%から100%に達したと記載。NISTのCAISIは9月17日、同モデルを「これまでに公開されたオープンウェイトで最もサイバー能力が高い」と評価し、米フロンティアから約4カ月遅れとしているという。

出典: Anthropic(公式)

Google、Project Suncatcherの試作衛星を打ち上げ、軌道上でTPU試験へ

Googleは2026年10月1日(現地時間)、宇宙での機械学習インフラを探る研究ムーンショット「Project Suncatcher」の試作衛星が、SpaceXのTransporter-18乗り合いミッションで打ち上げられたと公式に発表した。公式によると、地球観測企業Planetと共同で製作し、衛星との通信を確認、想定どおり稼働しているという。今後数週間で、TPUが打ち上げの物理負荷や宇宙の放射線・熱環境にどう耐えるかを軌道上で計測する。査読論文は学術誌Jouleに掲載済みとしている。NPRによると、試作機にはGoogle製TPUが4基搭載され、熱管理の制約からGemma系モデルを1回あたり15分程度動作させる予定で、来年は衛星間通信試験用に追加2機の打ち上げを計画しているという。

出典: Google(公式) / NPR

米FTC、OpenAIやAnthropicなどAI大手の調査を開始と報道

ITmediaによると、米主要メディアは2026年9月30日、米連邦取引委員会(FTC)がAI開発企業に対する広範な調査を開始したと報じた。消費者に危害が及ぶ潜在的危険の有無を明らかにすることが目的で、AnthropicやOpenAIなどが対象になる見通しだという。ニューヨーク・タイムズ電子版によると、不公正な取引や詐欺的慣行を禁じる法令を根拠とし、消費者データの扱いやAIの性能に関する情報公開のあり方も調査対象になり得るとしている。FTCは各社への情報提供や経営幹部への証言を求める方向だと伝えられている。

出典: ITmedia NEWS

Ro Khanna議員、主要AIラボに中国によるモデル重み窃取試行の開示を要請

CryptoBriefingによると、米下院の対中戦略競争特別委員会で民主党筆頭のRo Khanna議員は2026年10月1日、OpenAI、Anthropic、Google、Meta、SpaceXAIの各CEOに書簡を送り、中国など敵対主体によるモデル重みの不正アクセス・窃取の既知の試みと、防護策の詳細開示を求めたという。同報道によると、議員は直接の窃取だけでなく、既存モデルの出力を使って新モデルを訓練する蒸留についても懸念を示し、Moonshot AIやDeepSeekによる米技術の利用に言及した。各社の回答は報じられていない。

出典: CryptoBriefing

OpenAI、ChatGPTにバーチャル試着と書類スキャン→PDF化を追加

ITmediaによると、OpenAIは2026年10月1日(現地時間)、ChatGPTのリリースノートを更新し、ショッピング向けのバーチャル試着機能と、カメラで書類を連続撮影して1つのPDFにまとめる機能を紹介した。試着はWebおよびモバイルで利用可能で、商品カードの「試着する」からセルフィー等を用い、ChatGPT Imagesで着用画像を生成する。ITmediaは日本語版でも国内ECサイトの商品にボタンが表示されることを確認したとしている。参照写真はパーソナライズ設定で変更・削除可能。書類スキャンはiOS版で順次提供という。

出典: ITmedia NEWS