直近24時間前後の海外AIニュースを、出典を確認したうえでまとめました。
OpenAIの安全担当David Robinson氏が退職。「文化は壊れている」とAtlantic寄稿で警告
TechCrunchなどによると、製品発表に伴う安全レポート執筆を率いていたDavid Robinson氏がOpenAIを退職し、The Atlanticへの寄稿で同社の文化を「broken」と評した。寄稿によると、試行錯誤(iterative deployment)は能力向上とともに失敗の規模も大きくなり、Hugging Faceへのエージェント逸脱やrogue agent開示を踏まえ、フロンティア企業は原子力発電所や混雑空港のような冗長性と慎重な計画で動くべきだと主張している。OpenAI広報のDrew Pusateri氏は、能力を安全に管理できる範囲に抑え、必要なら訓練停止やモデル差し控え、研究環境の強化や第三者評価・リアルタイム監視を進めていると述べた。
出典: TechCrunch / The Verge / The Guardian
Aleph Alpha、主権型オープンウェイト「Kolibri」を正式公開
Aleph Alphaは2026年10月3日、英独Mixture-of-Expertsモデル「Kolibri」を公開した。公式によると総パラメータ約781億、トークンあたり活性約35億、文脈は最大100万トークン。Hugging Faceで重みを公開し、ライセンスはApache 2.0。公共行政・産業・航空宇宙向けのオンプレ展開を想定し、事前学習トークンの約21.3%を独語とし、根拠のない回答を控えるabstentionやMerlin-Arthur手順も強調している。
出典: Aleph Alpha(公式)
WIRED、Meta Museが知人・家族の詳細プロファイルを作ると報じる
WIREDは2026年10月3日、研究者Karan Joshi氏が抽出したMuseの内部指示を基に、ユーザーの人生に関わる人物ごとにページを作り、家族・友人・同僚などを時間単位で蓄積する設計だと報じた。Facts、History、関係性、Open threads、Strengtheningなどの欄があり、証拠のない捏造より空欄を良しとすると記載されているという。Meta広報は、有用なエージェントには本人とやり取り相手の文脈が必要で、公開情報とユーザーが共有した内容に基づくと説明。専用VM、記憶消去、送信や購入前の確認、監査ログもあるとしている。
出典: WIRED
Anthropic、Claude Codeに「Mods」を追加。ツール内部を拡張可能に
The Decoderによると、AnthropicはClaude Code向けに「Mods」を公開した。JavaScript/TypeScriptの関数がツール呼び出し・プロンプト・UI描画などのイベントにフックし、カスタムパネルや新コマンドを追加できる。一部の組み込み機能(例: /diff)もModsとして実装されているという。ユーザー権限で動きサンドボックスではないため、信頼できる配布元のみ推奨。組織側で読み込み制御も可能としている。
出典: The Decoder
Meta、Muse Gadgets(OSS)で自作ハード連携を開放
TechCrunchによると、Metaは2026年10月2日(現地)、Museに接続する自作ハードウェア向けにオープンソースのファームウェアとLinux SDK「Muse Gadgets」を公開した。e-ink表示やHDMIドングル、Raspberry Pi/ESP32など工作用途を想定している。Superintelligence LabsのNat Friedman氏は、家庭ネットワークとスマート家電をつなぐ「Muse Home Link」を試作し、加入者向けに5,000台を無償配布するとXで述べた。
出典: TechCrunch / ITmedia NEWS
Altman氏、モデルへの「宗教的権威」付与は安全上の問題と発言
Axiosによると、OpenAIのSam Altman氏はXで、AIモデルに宗教的力や人間の判断放棄を帰す動きに「very uncomfortable」であり「real safety issue」だと述べた。背景には、AnthropicのChristopher Olah氏らが宗教指導者と意識・道徳を巡って接触しているというNYT報道や、教皇LeoのAI批判があるとしている。DeepMindのJon Barron氏も、チェックポイントの道徳的地位を上げる動きへの違和感をXで述べたという。
出典: Axios
Amazon、データセンター反発に反論。政府機関とのNDAは使わないと表明
TechCrunchによると、AWSのMatt Garman CEOはブログで、データセンター建設を巡る不信に反論し、政府機関とのプロジェクトでNDAはもう使わないと記載した。米国内で100超のモラトリアム検討などに触れ、水・電力料金・汚染・地域還元をめぐる主張を自社データで打ち消そうとしている。
出典: TechCrunch
Capcom、RE Engineを「AIと一緒に作る」方向へ段階進化と説明
The Vergeによると、Capcom Open Conference RE: 2026でSatoshi Ishida氏が、大規模タイトル開発の効率化のためAIを開発ワークフローに統合し、RE Engineを段階的に「AI-generation game engine」へ進化させ、「AIと一緒にゲームを作る未来」を見据えると述べた。同社は従来、ゲーム内のAI生成アセットは使わない方針を示してきたと報じられている。
出典: The Verge