海外臨時ニュース(2026/10/13)Meta、フロンティアモデル「Muse Wonder」を発表

Metaが、エージェント向けのフロンティアモデル「Muse Wonder」と「Muse Wonder Full」を発表したため、公式発表と報道をもとに要点をまとめました。

Meta、エージェント向けの最上位モデル2種を投入

Metaは2026年10月12日(現地時間)、「Muse Wonder」と「Muse Wonder Full」を発表した。公式によると、同社でこれまでで最も高性能なモデルで、保険の請求手続きや賃貸契約の読み解き、アプリ開発といった個人・仕事のエージェント用途で最先端の性能を狙うとしている。法律、金融、医療などの専門領域と、コーディングにも強みがあると説明している。

公式は、新機能として「Active Memory」と「Active Focus」を挙げた。Active Memoryは会話をまたいで重要な情報を保持し、必要な場面で呼び戻す機能である。Active Focusは、難しい課題でも別の方法を試し、誤りから立て直して完了まで進める機能で、必要に応じて確認を求めるという。

提供形態と料金、Wonder FullはAPIでは提供せず

公式によると、Muse WonderはMeta Model APIとMuse Codeで利用でき、Muse Wonder FullはMuse Codeの契約者向けに提供する。Muse Wonderは今後、対話サービス「Muse」にも順次搭載し、まず契約者から展開するとしている。

TechCrunchによると、Muse WonderのAPI料金は100万トークンあたり入力4ドル、出力20ドルで、GPT-6 SolやOpus 5.5とおおむね同じ水準だという。Muse Wonder FullはAPIでは提供しないと報じている。Artificial Analysisによると、コンテキスト長はいずれも100万トークンで、入力はテキスト、画像、動画、音声に対応する。

Artificial Analysisの評価、Intelligence IndexはWonder Fullが56

Artificial Analysisは、Intelligence Index v4.3(最大推論努力)の結果を公表した。同社によると、スコアはMuse Wonder Fullが56、Muse Wonderが52だった。前モデルのMuse Spark 1.3(48)から大きく伸びたという。Muse Wonder Fullは10の評価項目のうち6つで上位3位に入った。Terminal-Bench 4.0では33%から57%に上がったという。

コーディングエージェントの指標ではMuse Wonder Fullが68で、Sonnet 5.5を使うClaude Codeと並んだ。一方、知識を測るAA-OmniscienceではMuse Wonder Fullが30にとどまり、知識面は相対的な弱点だとしている。

The Decoder、性能向上の一方でタスク単価は前モデルの約3倍と整理

The Decoderは、Artificial Analysisのデータをもとにコストを整理している。Muse WonderのIntelligence Indexでの1タスクあたりのコストは4.52ドルで、Muse Spark 1.3(1.60ドル)の約3倍になったという。トークン単価の上昇と入力トークンの増加が要因だと説明している。Muse Wonder Fullはトークン単価が公表されておらず、同じ比較はできないとしている。

出典: Meta(公式)/TechCrunch/Artificial Analysis/The Decoder