Claude MaxとTeamに毎月のAPIクレジットが付与、Max 5xは100ドル、Teamはシートごとに最大500ドル

Anthropicは、Claude MaxとTeamの契約者に、Claude APIで使えるクレジットを毎月付与しています。公式ヘルプセンターによると、Max 5xは月100ドル、Max 20xは月200ドル、Teamはシート数に応じて最大月500ドルです。この記事では、対象プラン、受け取り方、使える範囲、注意点を公式情報にもとづいて整理しました。

対象プランと金額

公式ヘルプセンターと開発者向けドキュメントによると、金額は次のとおりです。

プラン 毎月のクレジット
Max 5x 100ドル
Max 20x 200ドル
Team(Standardシート) 1シートあたり20ドル
Team(Premiumシート) 1シートあたり100ドル
割引Teamプラン(非営利団体、研究者向け) Standard 20ドル、Premium 100ドル(1シートあたり)

Teamでは全シート分が1つの残高にまとめられ、上限は月500ドルです。公式の例では、Standard 3シートとPremium 2シートのチームは月260ドルを受け取ります。ここにPremiumを1シート追加すると、次の月から360ドルになるとしています。

Free、Pro、Enterpriseは対象外です。

受け取り方

クレジットは、Claude Consoleの組織(Console organization)をプランに紐づけて受け取ります。必要な権限は次のとおりです。

  • Claudeのプラン側: Maxは契約者本人、TeamはPrimary OwnerまたはOwner
  • Console組織側: Owner、Admin、Billingのいずれかの役割

手順は次のとおりです。

  1. claude.aiで、Maxは「Settings > Billing」、Teamは「Organization settings > Billing」を開きます。
  2. 「API credits」の項目で「Link organization」を選びます。
  3. クレジットを受け取るConsole組織を選びます。まだない場合は、ここで新しく作れます。
  4. Supplemental Credit Termsを確認し、紐づけを確定します。

Claude Platform側に支払い方法を登録する必要はありません。iOSやAndroidで契約したプランも対象ですが、受け取りはWebブラウザのclaude.aiで行います。付与されたクレジットは、Consoleの「Settings > Billing」の「Promotional credits」に、金額と有効期限つきで表示されます。

紐づけられるConsole組織は1つだけです。1つの組織が受け取れるのも、1つのプランからのクレジットだけです。紐づけ先は自分では変更できず、変更にはサポートへの連絡が必要です。Teamでは、オーナー1人がチーム全体の分をまとめて受け取ります。

使えるもの・使えないもの

公式ドキュメントによると、Claude Platformで提供されているモデルで使えます。

使えるもの:

  • Claude API(Messages API、Message Batches API)
  • Claude ConsoleのPlayground
  • Claude Managed Agents
  • Claude Agent SDK
  • claude -p(紐づけたConsole組織のAPIキーで自分で実行する場合)

使えないもの:

  • 対話型のClaude Code(ターミナル、IDE、デスクトップ、Web)
  • Claude、Claude Code、Claude Coworkの追加利用(extra usage)
  • Amazon Bedrock、Google Cloud Vertex AI、Microsoft Foundryなど他のプラットフォーム上のClaude

claude -pでも、Claudeのプランでサインインして使う場合は、プランの利用枠が消費されます。Claude Code GitHub Action、IDE拡張、デスクトップアプリから実行した場合は、-pを付けても対象外です。

注意点

失効と繰り越し: クレジットは請求サイクルごとに付与され、使い切れなかった分はサイクルの終わりに失効します。繰り越しはありません。年払いのプランでも毎月付与されます。

消費の順番: 毎月のクレジットは、購入済みのクレジットより先に使われます。紐づけた組織のAPIキーとワークスペースはすべて同じ残高を使います。プロジェクトごとに上限を設けたい場合は、ワークスペースの利用上限(spend limit)を設定します。

残高がなくなったとき: 購入済みクレジットがあればそちらが使われます。ほかにクレジットがなければ、次の付与までAPIリクエストは止まります。公式は、利用分がClaudeのプランに請求されることはないとしています。

7日ルール: 新規契約者が受け取れるのは、対象プランを7日間利用してからです。MaxからTeamへ移るとMaxの紐づけは終了し、Teamプランが7日間有効になった後にTeamのオーナーが受け取れます。なお筆者の場合は、契約から7日目にクレジットが付与されました。

Teamのシート増減: 開発者向けドキュメントによると、毎月の金額はその請求月の開始時点のシート数で決まります。追加したシートは翌月分から反映されます。削除したシートは更新日まで残るため、その後の金額が下がる場合があります。シート数にかかわらず、上限は月500ドルです。

解約・ダウングレード: 解約、対象外プランへの変更、返金があると、新しい付与は止まります。受け取り済みのクレジットは、有効期限まで使えます。Max 5xからMax 20xに上げると、日割りのクレジットがすぐ付与されます。

利用ティア: 紐づけた組織は、少なくともStartティアになります。毎月のクレジットが200ドルを超える場合は、少なくともBuildティアになります。ただし、このクレジットの利用は上位ティアへの昇格条件には数えられません。

まだ分からない点

  • 提供開始の正確な日付は、公式ページに書かれていません。ヘルプセンターは「数日かけて順次提供している」としています。
  • Supplemental Credit Termsの全文は、今回確認できませんでした。
  • 毎月の金額を決めるタイミングについて、ヘルプセンターは「付与時点のシート」、開発者向けドキュメントは「請求月の開始時点のシート」と書いており、表現が少し異なります。
  • 紐づけ後に何度もエラーが出る場合は「数時間後に再度試す」よう案内されていますが、原因は説明されていません。

出典