今日のAIニュース【国内】(2026/11/1)

直近24時間前後の国内AIニュースを、出典を確認したうえでまとめました。

デジタル庁の政府AI「源内」の利用調査、利用者の71.7%が「満足」。「AIを使える職員に仕事が集中する」との声も

デジタル庁は10月30日、政府職員向けの生成AI利用環境「ガバメントAI 源内」の利用状況アンケート調査(第1回)の結果を公表した。8月21日から9月18日に実施し、各府省庁などの職員6,439人が回答した。源内を週1〜2回以上使う3,078人のうち71.7%が「満足」と答え、54.4%が源内を導入した業務で週1時間以上の業務時間の短縮を実感している。短縮効果は1人あたり週平均約110分と推計しているが、実際の作業時間を測った数字ではない。一方、回答者の31.2%は源内をほとんど、または全く使っていなかった。CNET Japanによると、自由記述には「AIを使えない、使おうとしない職員の業務が、AIを使える職員に回されて仕事が増える」との回答もあった。デジタル庁は、回答の根拠を確かめやすくする仕組みや研修を進め、スキルやデータを省庁間で共有する「源内ライブラリ」を年度内に提供する。2027年1月ごろに第2回の調査を行う予定。

出典: デジタル庁/CNET Japan

「デザイン業」の倒産、2026年度上半期は41件で過去最多。生成AIによる内製化も背景に

東京商工リサーチによると、2026年度上半期(4〜9月)の「デザイン業」の倒産(負債1千万円以上)は41件で、前年同期の22件の1.9倍に増えた。1989年以降で初めて40件を超えた。負債1千万円以上5千万円未満が34件、従業員5人未満が39件で、小規模な企業が大半を占める。負債額上位7社のうち5社は、住宅の内装や家具などのインテリアデザインを主に手がける企業だった。生成AIやノーコードの普及で、これまで外注していたデザインの一部を内製化する企業が増え、顧客の内製化で受注が減って倒産した会社もあるとしている。

出典: 東京商工リサーチ

TISIと北海道中央バス、生成AIを使った多言語の音声ガイドを定期観光バスで11月4日から運用

TISIと北海道中央バスの発表によると、GPSと連動し、バスの移動に合わせて車窓から見える観光情報を多言語で流す音声ガイドを共同開発した。事業者が専用の編集画面に日本語のテキストを入力すると、生成AIが翻訳と音声合成を行い、多言語のガイドページを作る。観光客は専用アプリを入れずに、2次元バーコードを自分のスマートフォンで読み取って使う。英語、繁体字、簡体字、韓国語の4言語に対応し、11月4日から札幌駅北口発着の「冬の支笏湖・洞爺湖周遊コース」で導入する。12月1日からは「冬の札幌午前観光コース」「冬の札幌午後観光コース」にも広げる。既存の音声ガイドと比べ、維持管理の費用を70%以上、新たに導入する費用を80%以上減らせるとしている。

出典: TISI