今日のAIニュース【海外】(2026/10/29)

直近24時間前後の海外AIニュースを、出典を確認したうえでまとめました。

Google DeepMind、次の最上位モデル「Gemini 4 Carbon」を発表。まずはサイバー防御の担当者に限って提供

DeepMindの公式ブログによると、Gemini 4 Carbonは2週間前に出たGemini 4 Argonの後継で、Artificial Analysis Intelligence Index(v5.0)で59点の1位になった。脆弱性の発見を測るSEC-bench Proで88.2%、攻撃の再現を測るExploitGymで54.8%、修正を測るCWE-benchで71.0%を記録した。社内では、大規模なコードの不具合の原因を数日かけて探し、修正する使い方を試したという。米政府の任意の事前テストに参加し、今週から一部のサイバー防御の担当者に提供する。開発者・企業・一般向けの提供時期は示していない。料金はArgonと同じ100万トークンあたり入力2ドル・出力10ドル。The Decoderによると、Artificial Analysisのコーディングエージェント指標ではArgonの50点から59点に上がったが、Claude Opus 5.5の62点には届いていない。

出典: Google DeepMind/The Decoder/The Verge

Google、Android Studioで外部のAIエージェントを使える「Bring Your Own Agent」を発表。GeminiとSearchにアプリをつなぐ「Connected Apps Platform」も公開

The Decoderによると、Android Dev Summitで発表したAndroid Studio Rabbit 2では、Agent Client Protocol(ACP)を通じて40以上のコーディングエージェントをIDEの中で動かせる。AnthropicのClaude Agent、OpenAIのCodex、GoogleのAntigravityをマーケットプレイスから入れ、同時に使える。端末内で動くGemini Nano 4を使ったAgentic API(アルファ版)や、アプリの機能をエージェントに渡すAppFunctions API(ベータ版)も出した。TechCrunchによると、Connected Apps Platformは、開発者がMCPサーバーを通じて自社のアプリをGoogle検索とGeminiアプリにつなぎ、登録・審査・利用状況の確認まで行える仕組み。Geminiですでに使える50以上の連携アプリは、今後数週間でGoogle検索にも広がる。まずは米国の開発者向けにプレビューとして提供する。

出典: The Decoder/TechCrunch

Anthropic、企業向けにAIの利用状況と費用を見られるレポート機能を追加

TechCrunchによると、管理者は期間を区切って、チームが何を作り、いくらかかり、どこで作業が止まったかを確認できる。改善のための提案も表示する。Anthropicは、このデータを初期設定ではモデルの学習に使わないとしている。チーム単位でトークンの予算をまとめて管理する機能も設ける。同じ記事によると、投資家向けの資料では、同じ顧客からの売上が2025年第3四半期から2026年第3四半期で9倍になった(売上維持率900%)。

出典: TechCrunch

Microsoft決算、Azureの四半期売上を初めて金額で公表。332億ドルで前年比48%増。OpenAI関連の売上は100億ドル

TechCrunchによると、7〜9月期のAzureの売上は332億ドルで、Microsoftの総売上923億ドルの約36%を占めた。同じ期のGoogle Cloudの売上は307億ドル。Microsoftは規制当局への届け出で、OpenAIとの取引による同期の売上が100億ドル(総売上の約11%)だったと明らかにした。9月末時点のOpenAIへの未回収の売掛金は72億ドルで、6月末の60億ドルから増えた。MicrosoftのOpenAI株の保有比率は、6月の約25%から9月には24%に下がった。

出典: TechCrunch(Azure)/TechCrunch(OpenAI関連売上)

Google、検索のAIモードの広告を初めて米国外へ広げる。Alphabetの7〜9月期売上は1276億ドル

TechCrunchによると、Googleは決算説明会で、AIモードの広告を海外の市場に広げると発表した。米国では、何度かやり取りする会話の中に出す広告も始める。Alphabetの売上は前年比25%増の1276億ドルだったが、検索の売上の伸びは12%で、前の期の17%から鈍った。発表後に株価は8%下がった。Sundar Pichai CEOは、AIモードの質問は従来の検索の平均3倍の長さで、5回に1回は音声・画像・文書を使っていると述べた。

出典: TechCrunch

Artificial Analysis、AIの総合指標をv5に改訂。公開モデルと非公開モデルの差が12点に広がる

The Decoderによると、新しい指標では初めて、評価の60%を外部に公開しないテスト問題で行う。既知の問題に合わせてモデルを学習させる手法の影響を抑えるため。公開モデルのKimi K3.1 Proは4位から9位に下がり、上位8つはすべて非公開モデルになった。Grok 4.7も12点下がった。

出典: The Decoder

Nvidia、40言語に対応した無料の文字起こしモデル「Nemotron 3.5 Transcribe」を公開

TechCrunchによると、モデルの重みを公開しており、31言語と英語の間の翻訳、最長1時間の録音、最大8人の話者の聞き分けに対応する。パラメーター数は300億で、1つのチップで動かせる。対象は録音済みの音声で、ライブ配信には使えない。音声データセット「Granary」の第2版も公開した。

出典: TechCrunch

Chromeの自動入力、Gmailの内容からフォームの入力候補を出せるように

TechCrunchによると、航空券の予約番号、会員番号、配送の追跡番号、注文番号などを、メールから探して入力候補に出す。GoogleのPersonal Intelligenceを広げた機能で、使うかどうかはChromeの設定で選べる。米国のデスクトップ版と、iOS・Android版のGemini in Chromeで順次提供する。

出典: TechCrunch

GitHub、年次報告「Octoverse 2026」を公表。マージされたプルリクエストは1年足らずで3倍の月2億2000万件

Simon Willison氏のブログによると、GitHub Universeで発表された。コミット数は3倍を超えて月73億8000万件になり、増加の大半は今年の後半に起きた。新しいリポジトリの作成数は2倍の月3030万件になった。

出典: Simon Willison